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【タイ】学校の夏休みが終わり、朝夕の渋滞が増える
配信日時:2017年5月22日 9時00分 [ ID:4345]

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センセーブ運河を走るボートでの通勤通学なら渋滞知らずとはいわれるが、乗船率が高く安全性に問題があるし、各船着き場で混雑するので結局時間がかかる。

 2017年5月15日、タイは毎年3月から5月が夏季となり、2017年は3月6日に夏入り宣言がタイ気象庁から出されていた。その間、タイの学校など教育関係はすべて夏休みとなり、タイの児童や学生たちはおよそ2カ月も続いた夏休みを楽しんでいた。

 そんな夏休みが今年は5月14日で終了する学校が多く、5月15日から始業しているところが多い。早いところでは先週から、遅いところでも来週には授業が始まり、子どもたちは毎朝学校へと通い始める。

 世界的に有名なバンコクの交通渋滞。実は渋滞の一因は学生の通学にもある。タイにもスクールバスなどがあるし、多くの学生や児童は徒歩や公共交通機関を使い、自分で通学をする。しかし、私立学校などでは保護者が朝夕に学校への送迎を行うことも多く、それが近隣の渋滞を引き起こし、連鎖的にバンコク全体の交通状況が悪くなるということもある。

 都心は高架電車や地下鉄もあるが、同様に通勤する一般社会人に学生が加わるので混雑が激しくなる。

 この2カ月間、ラッシュ時の渋滞が比較的緩和されていたが、これから10月の中間休み(幼稚園から高校まで)が始まるまで、再び交通渋滞が悪化することだろう。


【執筆:高田胤臣】

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