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「タイ日友好記念館」周辺には、約7000人の日本兵が埋葬ー今でも多くの遺骨がこの地に眠る
配信日時:2018年11月25日 12時15分 [ ID:5361]

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「タイ日友好記念館」(2018年11月23日撮影)

 2018年11月23日、日タイ・ビジネスフォーラム(JTBF)とタイ国政府観光庁(TAT)共催「日本兵の足跡を辿る旅、チェンマイ、メーホンソーン、ランパーン、ナコンサワン」の参加者は、終戦後約7000人の日本兵がマラリアなどで死亡し埋葬されたメーホンソーン・クンユアムにある「タイ日友好記念館」を訪れた。一部の遺骨は日本に帰還したが、今でも多くの遺骨がこの地域に眠っている。
 
 タイと日本の歴史を伝えるため、2006年にメーホンソーンの南、クンユアムに建てられた記念館。

 第二次世界大戦当時の日本軍は、クンユアムをビルマ戦線へ向けた重要拠点とし、食糧調達、道路開拓などに従事していた。日本軍はクンユアムの人々から歓迎され、駐留時には一緒に道路の整備を行った。深い友好関係が築かれていたことが、当時の資料からもうかがい知ることができる。

 記念館の館内には、日本語ナレーションでの映像による解説や、展示物の日本語表記もあり、タイと日本の歴史的な関係を学べる親日的な施設。

 記念館を視察したJTBFの水谷和正さんは「どんな兵隊さんが、どこから来て、村の人たちとどんな友好関係があったのか、ますます知りたくなりました」と語る。

 日タイビジネスフォーラムは、タイに駐在経験のある日本人ビジネスマンが個人の立場で参加している団体。ビジネス経験を生かし、両国間友好関係の促進に寄与するために設立された。タイ国政府観光庁との共催ツアーの実施は4回目になる。

 「タイ日友好記念館」に行くには、メーホンソーン空港から、車で約90分。バンコク・ドムアン空港から、メーホンソーン空港までは、プロペラ機で約1時間55分。

【編集:LampangY】

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