タイのニュース

日タイ修好130周年記念事業「日本映画祭2017」はバンコクから開催 2/4~
配信日時:2017年1月26日 13時00分 [ ID:4071]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

国際交流基金バンコク日本文化センターが開催する、日本映画祭としては、プーケット県での開催は今回が初めて。

 2016年1月26日、国際交流基金は日タイ修好130周年記念事業として「日本映画祭2017」を開催することを発表した。毎年開催されるイベントで、今回は日タイ修好130周年を記念してスペシャルイベントや幅広いラインナップの新作映画を上映する予定だ。

 この映画祭は国際交流基金バンコク日本文化センターによって40年以上に渡って実施されている。本年度は昨年に続いてバンコクを皮切りに、チェンマイ、コンケーン、プーケットで開催する。

 オープニング上映は第40回日本アカデミー賞優秀作品賞、同優秀音楽賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン第1位、同日本映画監督賞、第38回ヨコハマ映画祭作品賞、同審査員特別賞など、数多くの賞を受賞した『この世界の片隅に』(片渕須直監督)をタイ初公開する。日本では2016年11月の公開からわずか2か月で動員100万人を突破した期待の作品だ。

 オープニングの特別イベントも開催予定で、日タイの人気俳優とタイ人監督を招いてのトークイベントが開催される。上映リストにもある『真田十勇士』の真田幸村役である加藤雅也氏、北海道を舞台にしたヒット映画「フェーンデイ」の主演俳優チャンタウィット・タナセウィー氏、日本でも公開された「タイムライン」主演女優ジャリンポーン・ジュンキアット氏、タイ映画興業収入第1位の『ピーマーク・プラカノン(邦題:愛しのゴースト)』の監督バンジョン・ピサンタナクーン氏による特別トークイベントとなる。

 「日本映画祭2017」では以下の映画が上映される。

 ・『この世界の片隅に』片渕須直(2016、126分)
 ・『真田十勇士』堤幸彦(2016、135分)
 ・『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太(2016、125分)
 ・『ちはやふる・上の句』小泉徳宏(2016、111分)
 ・『ちはやふる・下の句』小泉徳宏(2016、103分)
 ・『クリーピー』黒沢清(2016、130分)
 ・『金メダル男』内村光良(2016、108分)
 ・『淵に立つ』深田晃司(2016、119分)
 ・『聖の青春』森義隆(2016、124分)
 ・『あん』河瀬直美(2015、113分)
 ・『殿、利息でござる』中村義洋(2016、129分)
 ・『モヒカン故郷に帰る』沖田修一(2016、125分)
 ・『秘密』大友啓史(2016、149分)
 ・『家族はつらいよ』山田洋次(2016、108分)

 全作品にはタイ語、英語の字幕がつく。開催日程は以下の予定。

 ○バンコク:2016年2月4日(土)~2月12日(日)
 SFワールドシネマ・セントラルワールドにて入場料120バーツ

 ○チェンマイ:2016年2月23日(木)~26日(日)
 SFXシネマ・MAYAチェンマイにて、入場料80バーツ
 (バンコク、チェンマイ共にチケット前売りは1月25日より販売開始)

 ○コンケーン:2016年3月4日(金)~6日(日)
 SFシネマ・セントラルプラザ・コンケンにて

 ○プーケット:2016年3月17日(金)~19日(日)
 SFシネマ・セントラルフェスティバル・プーケットにて
 (コンケーン、プーケットは入場料無料。チケット配付は各上映の1週間前から事前予約受付を開始する(booking_acd@jfbkk.or.th.)。また、当日券は各上映の45分前に会場の特設チケットブースにて予約受付を開始する)

 その他詳細は特設ウェブサイト(http://th.japanesefilmfest.org/)あるいはフェイスブックのイベントページ「Japanese Film Festival 2017」で確認できる。


【執筆:高田胤臣】

タイの新着ニュース