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日本電気硝子、マレーシアで樹脂強化用ガラスファイバーの生産増強を決定
配信日時:2014年6月22日 2時31分 [ ID:630]

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複雑な形状を持つ自動車部品インテークマニホールドなどに使用。

 2014年6月18日、日本電気硝子株式会社は、マレーシアの子会社である日本電気硝子(マレーシア)株式会社において、自動車部品などに使用される樹脂強化用ガラスファイバーの生産能力向上のため、製造設備を増設すると発表した。

 環境性能向上を目的とした自動車の軽量化や低燃費化、ハイブリッド化が進んでおり、従来、金属製であった各種部品は、製造面でのエネルギー負荷が小さく、かつ金属よりも軽いガラスファイバーで強化された樹脂製への置き換えが進み、世界的なガラスファイバーの需要が拡大している。

 現在、自動車部品向け樹脂強化用ガラスファイバーのチョップドストランドは、日本の能登川事業場とマレーシアの子会社で生産し、大手樹脂メーカー向けに供給している。

 今回の計画では、マレーシア工場でのチョップドストランド増産に向けたガラスファイバー溶融炉および形成・加工設備の増設を約200億円かけて行ない、2015年4月の生産開始を目指す。完成すると、生産能力は約30%増加する見込み。

【翻訳/編集:YK】

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