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日本政府観光局、2014年5月の訪日外国人数を発表=東南アジアからの観光客が急増
配信日時:2014年6月22日 12時09分 [ ID:633]

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東南アジアの観光客にも人気がある立山黒部。

 2014年6月20日、日本政府観光局(JNTO)は、2014年5月に日本を訪れた外国人数が前年同月比25.3%増の109万7000人となり、これまで5月として過去最高であった2013年の87万5000人を大きく上回った、と発表した。

 単月の訪問者数としても、4月の123万2000人に次ぐ過去2番目の記録となり、5月までの累計では500万人を突破し、過去最高を記録した。LCC(格安航空会社)を始めとする航空座席の供給量の拡大、東南アジアでの査証免除、訪日旅行のプロモーションなどが貢献した。

 台湾(28万2000人)、インド(9900人)が年間を通じて単月での過去最高を記録、中国(16万5800人)、香港(7万700人)、タイ(6万2300人)、シンガポール(1万8300人)、マレーシア(2万2600人)、インドネシア(1万4800人)、フィリピン(1万9300人)、ベトナム(7900人)、豪州(1万8600人)、米国(8万400人)、カナダ(1万6000人)、フランス(1万4900人)、ドイツ(1万2100人)が単月として過去最高を記録した。

 タイは、前年同月比54.7%増で5月として過去最高を記録。5月20日にタイ陸軍が戒厳令を発令、22日に全権掌握が宣言されたが、訪日旅行への大きな影響はなかった。査証免除、旅行博での販売促進が貢献した。

 マレーシアは、前年同月比50.2%増で5月として過去最高を記録。査証免除、5月中旬までの北海道への桜ツアーの需要などが貢献した。

 インドネシアは、ジャカルタ事務所開設とプロモーション体制の強化により、前年同月比48.8%増と大幅な伸びを記録した。

 ベトナムは、前年同月比42.9%%増で、2012年1月より29か月連続で各月の過去最高記録を更新。桜シーズン終了後も、春の花、立山黒部の雪を目的とした訪日ツアーが好調であった。

【編集:YK】

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