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スズキ・モーター・タイランド、スイフトとセレリオで輸出を強化
配信日時:2014年5月31日 13時30分 [ ID:546]

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新エコカー、セレリオ。アジア、ヨーロッパへの輸出を計画。

 2014年5月30日、タイの英字紙バンコクポストによると、スズキ・モーター・タイランド(以下、スズキ)は、今年1月から4月までの4か月間の販売が大きく落ち込み、販売計画の修正は避けられない、と杉山社長は述べている。

 タイ工業連盟傘下の自動車産業クラブによると、タイの自動車生産および販売は4月に再び落ち込んだ。生産は3月より25.6%減少し12万6730台に、販売は33.2%減少し7万3242台となった。また、今年1月から4月までの4か月間の生産および販売は、それぞれ2013年同期より27.8%減の64万4222台、43.1%減の29万7413台となった。一方、自動車の輸出はここ3か月間連続で上昇している。

 スズキは、新モデルを立ち上げ、輸出をさらに加速させる。エコカーのスイフトとセレリオの輸出を増やし、2013年の1万6000台から2万台に増やす計画だ。

 5ドアのセレリオは5月29日に発表したスズキの2番目のエコカーで、1リットルエンジンを搭載。タイ東部ラヨーン県へーマラート・イースタンシーボード工業団地にあるスズキのエコカー工場で生産、今年はセレリオ4万台、スイフト6万台を出荷する予定だ。

 スイフトはタイ政府が実施した自動車初回購入優遇措置に合わせて2012年3月22日に導入し、2012年にはスイフト1万7000台を含む2万4680台を売り上げた。

 2013年前期、スズキは13億バーツ(約39億円)をかけて、既存の設備の生産能力を10万台に拡張した。昨年末までに合計7万台のスイフトを生産し、5万4000台をタイ国内で販売した。スイフトは、インドネシア、マレーシア、オーストラリアに輸出され、セレリオはアジア、ヨーロッパに輸出される。


【翻訳/編集:YK】

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