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タイの日本食チェーン「ミヤビ・グリル」、年内で70店舗に=売り上げ36億円を目指す
配信日時:2014年4月7日 13時00分 [ ID:336]

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テーブルに並んだ寿司、肉、野菜、その他。

 2014年4月3日、タイで日本食レストラン・チェーンのミヤビ・グリルを展開するタチット社長は、今年2億バーツ(約6億円)を投資して新たに30店舗をオープン、全国で70店舗体制とし、年間の売り上げを昨年の5億バーツ(約15億円)から2倍以上の12億バーツ(約36億円)にすると語った。

 また、タイ国内でラーメン店と寿司レストランの開店を目指し、現在、日本の企業と交渉中で、第3四半期までには結論を出すと述べている。

 昨年は5000万バーツ(約1億5000万円)の広告宣伝費を使って、低迷する景気に対抗してきたが、期待した結果は得られなかった。今年も政治的混乱のため、第1四半期にはマーケティング・キャンペーンを実施できなかったが、売り上げ促進のため、4月のプロモーションは実施する予定だという。

 記者はプロモーションに先立ち、バンコク郊外にあるショッピングモール、セントラル・バンナーにあるミヤビに行ってみた。午後の3時過ぎということもあり、入店時はあまり客はいなかったが、午後5時近くから入店客が増えてきた。1人で、寿司・焼肉のビュッフェを注文、制限時間90分ぎりぎりまでねばり、店内の様子を観察した。

 ミヤビ・グルリの「ミヤビ」は日本語の「雅」を連想させるが、タイ人3人が設立したタイの会社である。日本語を冠すると、「高級」「高品質」「美味しい」といった肯定的な印象を受けるためか、バンコクのあららこちらでそれらしい日本語を見かけるようになったが、名前負けしているところが多いようである。

 名は体を表わすというが、日本語だけでなく、最近話題の「お・も・て・な・し」の精神も取り入れたら良いのに、と感じた次第だ。はやく「雅」になってもらいたいものである、と思いながら、ミヤビを後にした。

【編集:YK】

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