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【香港】香港ドラゴン航空がキャセイドラゴン航空へブランド変更 一体化による相乗効果を狙う
配信日時:2016年2月1日 11時00分 [ ID:3041]

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キャセイパシフィック航空アイヴァン・チュー最高経営責任者(左から3番目)と香港ドラゴン航空アルジャーノン・ヤウ最高経営責任者(同4番目)(香港ドラゴン航空 提供)

 2016年2月1日、「キャセイパシフィック航空」の傘下である「香港ドラゴン航空」は、ブランド名を「キャセイドラゴン航空」と変更することを28日発表。両社は今後も独自のブランドで運行を続ける予定。
 
 ブランド変更にともないキャセイドラゴン航空の航空機にはキャセイパシフィック航空のデザインであるブラッシュウィングのロゴが採用される。色は、ドラゴン航空のメインカラーである赤を踏襲するも深みのある赤に変更され、ドラゴン航空のメインロゴであったドラゴンマークは、機体首尾近くにデザインされる。新デザインは4月から登場する予定。

 今回のブランド変更の狙いは、両社のブランドイメージを近づけることによる相乗効果にある。香港ドラゴン航空は1985年に設立、2006年にキャセイパシフィック航空の完全子会社となる。キャセイパシフィック航空グループに入るも、同航空がキャセイグループである認知が低いことが今回のブランド変更へとなった。

 同航空のアルジャーノン・ヤウ最高経営責任者は、「我々はワールド・ベスト・リージョナル・エアライン賞を4回獲得した航空会社として、フレンドリーでおもてなしの心あふれる熱心なチームとともに、これまでと変わらず上質なサービスとプロダクトを乗客に提供し続けることをお約束いたします。これまで培ってきた経験を基に、定評ある中華やアジア各国の料理、香港の点心をとり入れた機内食など、乗客に喜んでいただけるサービスのさらなる追求に努めてまいります」と今後の意気込みを述べる。

 現在、香港ドラゴン航空は、23の都市に就航しており、東京羽田、広島、福岡、チェンマイ、ハノイ、ホーチミン市、クアラルンプール、プノンペン、バリなどへ飛んでいる。 


【執筆:我妻伊都】

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