TODAY 2024年4月20日
タイのニュース
【タイ】東北地方で注目されるのがコンケン県の県庁所在地
配信日時:2016年2月1日 9時00分 [ ID:3011]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2016年2月1日、現在東南アジアは経済的な繋がりが強まりつつあり、各国を貫く陸上輸送のためのハイウェイ建設が進んでいる。その中で注目したいのがコンケン県だ。
コンケン県はタイの東北地方にあり、市街地は隣県のナコンラチャシマー県市街地と同じくらい発達している。ナコンラチャシマーはタイ第2の都市とされ、日本の製造業大手が工場を建設するなどで日本人に注目されているが、コンケン市街地は同程度発展しながらも日本人在住者は少ない。地理的には東北地方の中心になるのがコンケンの方で、タイ企業の東北地方でのセミナーなどは主にコンケンで開かれるため、発展しているようである。
また、コンケンが発展しているのは今後経済的にも大きく飛躍する要素があるからだとされる。2006年12月に開発が始まっているミャンマーとベトナムを繋ぐ流通用ハイウェイ「東西回廊」の全長1450キロの一部分がこのコンケーン県を通るのだ。この東西回廊の西端はミャンマーのモーラミャインで、モン州やカレン州を経由してミャワディのあとにタイに繋がる。タイは北部のメーソート郡からスコータイ県やピッサヌローク県を通り、このコンケン県に至る。そして、そのまま東へと進んで第2タイ・ラオス友好橋を渡ってラオスのサワンナケート県などを通過。ベトナムはラオバオに入って、回廊東端はダナンとなる。これが開通すると陸送時間が大幅短縮されるとされる。
今後、日系企業もコンケン県を無視することができなくなるだろう。また、観光資源も豊富で、恐竜の化石が発見されたため博物館があったり、先史時代の壁画、自然豊かな国立公園があるなど、見所も多いのもコンケンの魅力だ。
宿泊施設も充実していて、高級系のホテルだと「プルマン・ホテル」がある。これは市街の中心でもあり、高いビルが少ないコンケンではランドマークにもなっている。ほかには1000バーツ台前半から泊まれる「コンケン・ホテル」など、様々なランクがたくさんあり、公共交通機関も地方都市にしては発達しているので、かなり過ごしやすい。
コンケンは今後もさらなる発展が期待される街である。
【執筆:高田胤臣】
|
|
<< 関連記事 >>
タイの新着ニュース
エアアジア、タイ国政府観光庁と共同で 「今こそ、最高の旅へ! THAILAND」キャンペーン第二弾
[ 2024年4月8日 12時00分 ]
【タイ】南部「タオ島」近海でフェリー火災も全員救出
[ 2024年4月5日 10時15分 ]
タイフェスティバル東京代々木公園、5月11日・12日開催! 今年のテーマは「タイエンタメ」
[ 2024年4月4日 21時30分 ]
タイ・エアアジア、沖縄=バンコク(ドンム アン)線の直行便を運航開始
[ 2024年4月4日 12時00分 ]
タイ国際航空、成田発TG641便の運航再開(成田・羽田=バンコク線は、毎日5便運航)
[ 2024年4月2日 5時00分 ]
人気ニュースランキング
[ タイ ]
「タイ日友好記念館」周辺には、約7000人の日本兵が埋葬ー今でも多くの遺骨がこの地に眠る
【もっと素敵なタイへ】バンコクの空港ラウンジ充実ー清楚で上品なスタッフが爽やかな笑顔で接客
タイ国際航空、成田発TG641便の運航再開(成田・羽田=バンコク線は、毎日5便運航)
その他の国の最新ニュース
ベトナム [ 2024年1月18日 11時00分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2022年4月3日 19時30分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
国連・SDGs [ 2024年4月19日 16時15分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2024年3月19日 19時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2024年4月19日 16時30分 ]
フィリピン [ 2024年4月15日 18時30分 ]