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中古車販売大手のガリバー、タイに1号店をオープン
配信日時:2014年3月21日 9時00分 [ ID:261]

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店舗は外装・内装ともに日本国内のガリバーと同じタイプの仕様となっている。店内には子ども連れでも気軽に利用できるようにトミカとコラボでキッズルームも設置されている。

2014年3月17日、中古車販売大手のガリバーインターナショナルは、タイの企業グループであるビリアグループの子会社と合弁会社ブイガリバー・カンパニーリミテッド(以下、Vガリバー)を設立し、バンコクのシーナカリン通りに1号店をオープンしたと発表した。敷地面積は1709平方メートル、延床面積207平方メートルで、車両展示台数は常時40~50台。

今後は、Vガリバーがフランチャイズの本部機能となり、フランチャイズ(以下、FC)方式にて店舗展開を進める。2号店をタイ北部のナコンサワン、3号店を北部のチェンマイに出店し、タイ国内で2016年2月までに300店舗の展開を計画。店舗展開にあたってのFC加盟企業の開拓についても、タイの現地企業だけではなく、日本企業の開拓も行ない、早急な店舗網構築を進める。

タイでは2011年の大洪水により工業団地等が大きな被害を受けたため、政府が自動車産業の活性化を目的に 新車購入支援策を打ち出した。その結果、100万台以上の新車販売が記録された。この施策では、5年間の転売が禁止されており、2016年以降に大きな乗り換え需要が起こると予想される。中長期的にも、アセアン諸国におけるタイの経済的重要性は増加し、GDP(国内総生産)も伸び続け、今後も中古車市場は拡大が見込まれる。

ASEAN諸国も人口6億人を有する巨大市場で、著しい経済発展の中、中間層の拡大により、今後も自動車の需要は高い伸びが期待できる。

ガリバーは、中長期の経営戦略において、ASEAN諸国をターゲットにした成長戦略も同時に進めており、2015年2月末をメドにインドネシア進出を計画し、現在、現地企業と調整中だ。2018年2月までにはASEAN諸国内で800店舗の展開を目指す。

【編集:YK】

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