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タイ東部レムチャバン港で化学物質が流出=周辺の児童ら100人以上が病院へ搬送
配信日時:2014年7月23日 0時42分 [ ID:720]

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めまいや吐き気を訴え、搬送された病院で治療を受ける児童たち。

 2014年7月17日、タイ東部チョンブリー県レムチャバン港で有害な化学物質アクリル酸ブチルが流出。周辺の学校などにいた児童100人以上が病院で手当を受けた。

 事故は、中国船籍の貨物船の荷下ろし中、アクリル酸ブチルの入った容器が落下。揮発性の高い化学物質だったために周辺の住民に被害が及んだもの。

 アクリル酸ブチルは、接着剤などの原料となる化学物質。幸い今回は死に至る被害は報告されていないが、大量に吸い込んだ場合は、呼吸困難や皮膚がかぶれるなどの健康被害がある。

 事故のあった貨物船は、港湾から3キロ沖合に停泊を命じられている。

 被害を受けた児童たちは、病院での治療のあと自宅へ戻っており、体内の有害物質も時間とともに排泄されるという。


【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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