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【フィリピン・ボホール州】知的障がい者を支援するための「バビタの家」英語の教科書にも登場!
配信日時:2024年3月14日 15時00分 [ ID:9604]

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ボホール州の公立学校(シニアハイスクール)の英語の教科書に「ボホールの女性たち」のタイトルで、杉山明子さんとバビタの家が紹介された。

 2024年3月、フィリピン・ボホールに、元JICA海外青年協力隊員の杉山明子さんが設立した、知的障がい者を支援するための「バビタの家」がある。

 杉山明子さんは、2年6ヵ月間、JICA海外青年協力隊員として地元の特別支援学校に赴任し、知的障がいの生徒や先生たちを中心に支援。「ボホール人はとても良い人、生徒たちもとても良い子」卒業後の知的障がい者の居場所が無く自宅で過ごすしかない現状を見て何とかしたいとの強い想いから、自ら居場所を作ることを決心。「バビタの家」を2016年10月にオープンさせた。

 ボホール州の公立学校(シニアハイスクール)の英語の教科書に「ボホールの女性たち」のタイトルで、杉山明子さんとバビタの家が紹介された。

 杉山明子さんは「ボホール人でもフィリピン人でもないのにボホールで感動、感化を与えているっていうことで、載せてもらいました。教科書を作成したのは私の長年の友人で高校の英語の先生です(日本語科も受け持っています)。彼女と私の付き合いはもう10年になり、お互いの家を行き来する仲です。ですので彼女や彼女の家族とも深い親交があり、バビタの家の活動も理解してもらい応援してもらっています。高校生がバビタの家の事を知るとてもいい機会を作ってもらいました。学生たちが大人になった時、ちょこっとでも影響を与えることが出来たら嬉しいです。これからも面白い事、楽しい事をたくさん実施していきます。そしていろんなところでバビタの家を真似た施設やグループができるといいなって願っています。彼女から、こんな言葉をもらいました。Daghang salamat Akiko san kay inspiration ka sa mga Boholano」と話す。

 バビタの家は、竹の素材を使用し通気性が高いため扇風機が無くても自然の風で暮らせる。プラスチックゴミをヒートプレスマシーンに入れ作成したカラフルなシートを床材として貼り付けている。自給自足をめざし、農作物や果物。アヒル、ニワトリなどを飼う。

【編集:Eula Casinillo】

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