ワールドのニュース

2024年中国経済、止まらぬ崩壊、春節・豪華海外旅行客も激減!
配信日時:2024年2月12日 8時00分 [ ID:9548]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

イメージ

 2024年2月、中国の経済崩壊は止まらず八方塞の状況だ。2019年まで、春節に豪華海外旅行に出かけていた富裕層・中間層もどっと減り、節約を心がけるようになった。本来なら新型コロナも落ち着いて、海外で有頂天気分でゴージャスに遊び倒すハズだったのに。ただ、中国を捨て海外に移住する動きは静かに増えている。

 中国共産党の失策が招いた大規模な不動産バブル。自転車操業で地方政府は土地を開発会社に売ることで利益を得ていたが、あまりにも急速に乱開発をしたため、ゴーストタウンの新しい街も数多くできてしまった。情報弱者の人々を洗脳して、不動産は必ず値上がり資産を倍増させる大チャンスと購入を煽る開発会社の営業姿勢を放置してきた習近平体制の責任は重い。

 不動産市場については、中国の不動産危機が中国経済の本格的な崩壊につながり、世界中の金融メルトダウンを引き起こすという悪夢のシナリオも含まれている。政府は、現在、不動産市場下支えの動きを強化しているが、持ち直しの兆しは見られず、経済腰折れのリスクとしてくすぶり続けている。

 また、中国の消費者物価(CPI)は低水準での推移を続けており、工業生産者出荷価格(PPI)は長期間マイナス圏にある。これらの指標は、中国の経済が依然として厳しい状況にあることを示す。

 中国の経済問題は、世界にとってどれほどの重大事なのかという問いに対して、アナリストらは、世界的な大災害が差し迫っているという懸念は誇張されたものだとしている。しかし、多国籍企業やその従業員、そして中国と直接関係のない人々でさえ、少なくともその影響の一部を感じることになるだろう。

 今後の中国経済の動向は、世界経済に大きな影響を与える可能性があり、引き続き注視が必要だ。

【編集:af】

ワールドの新着ニュース