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【タイ】医食同源 第8回 「暑さバテしない食事法」
配信日時:2014年6月20日 21時27分 [ ID:627]

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ファーストフードの屋台 香ばしさがたまらない、食欲を刺激。

 2014年6月20日、タイの人たちは、朝職場に行くと「サワディーカ(おはようございます)」とともに「キンカオヤーン? (もうご飯食べた? )」と挨拶を交わします。多くの人は、早朝から職場近くの屋台で食べたり、そこで買ってきたものを職場で食べてからその日の仕事が始まります。そんなわけで、同僚が朝食を摂っている姿をよく見かけます。

 さらに、「キンドゥアイカン! (一緒に食べよう! )」「キンドゥーアイ! (一緒に食べる! )」と元気いっぱい続いていき、仕事前から活力がみなぎっていきます。

 食事を共にする、というときにタイの人たちのすごいところは、分け合って食べる場面が多いことです。朝は何かとせわしないのはどこでも同じですが、たまたま居合わせた同僚と、朝から食を分かち合って過ごすという気遣いにはいつも感心させられます。

 お腹いっぱいと伝えても、それでは力が出ないからとどんどん勧められ、食べ過ぎてしまうことも。それにもかかわらず、最近ちょっと太り気味じゃない? なんて言われたり。

 そしてその雰囲気は、ランチ、休憩時間のおやつ、と続きます。互いの声かけがどこからともなく行われ、「一緒に食べる」ことが本当に自然な風景なのです。 このように知らず知らず、一日が終わる頃には様々なものを口にしていたり、と不思議な感覚です。また、タイ 人は食後のデザートや休憩時間のおやつに果物をよく食べます。スナック菓子や加工品のものより、ジューシーな果物や屋台で売られている手作りタイスイーツ のほうを好むようで、とても健康的です。

 気がつけば、一日に何回も「食べて」いるのですが、仲間とともにワイワイしながら食べているからでしょうか。実はこれが、種類は多くても全体量としては意外に控えめなのでしょうか。夕食の時刻にはいい具合にお腹が空いてきます。

 皆で楽しく、いろいろなものを少しずつ食べる。結果的にコミュニケーションの場ともなり、会話で美味しさも親しさも増していきます。タイにおいては、南国の暑さの中でしっかり栄養をとっていく生活の知恵なのかもしれません。

【タイ医学研究家:宮原由佳(YUTIKA)】

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