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【タイ】タイハーブEXPO2014=来場者数30万人の大盛況
配信日時:2014年9月8日 16時45分 [ ID:956]

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拡大サイズ8枚 会場の様子 「タイハーブの紹介」

 2014年9月3日~7日まで、タイ・バンコク郊外のイベント会場、IMPACTムアントンタニで、第11回タイハーブEXPO2014(タイ保健省主催・入場無料)が開催された。これは、毎年タイ人向けに行われている年1回のイベントで、毎年来場者が増え、約30万人が参加した。販売されている商品はすべて特別価格、また、無料体験マッサージもあり大盛況だった。

 タイ伝統医学に伝わる、タイハーブ、タイ古式マッサージ、タイ古式ヨガ(ルーシーダットン)を、今年はクリニックコーナー、伝統薬コーナー、実演体験コーナーの3つに分けて紹介。タイ全土からの502出店に、タイ語もさまざまなアクセントが飛び交う。

 クリニックコーナーでは、代替医療としてタイ伝統医療を取り入れるアパイプベート病院、シリラート病院を筆頭に、鍼などの中医学を取り入れているクリニックなどが出店。アパイプベート病院のブースでは、その場で個別に調合するフェイシャルパックが女性に大人気。10種類の100%天然ハーブパウダーから、肌に合わせた調合に長蛇の列が目立った。

 伝統薬コーナーでは、生、乾燥、両方の形態でタイハーブを紹介。それぞれの効能、使い方などスマホで写真を撮ったりメモしたりしながら真剣に見入る人々が印象的。カプセル状のタイハーブ錠剤や、タイハーブシャンプーやローションなども、飛ぶように売れていた。

 実演体験コーナーでは、ワットポータイトラディショナルメディカルスクールが筆頭。タイ古式マッサージやタイ古式ヨガ(ルーシーダットン)のミニレッスンに、ブースに連日溢れるばかりの人で賑わい、人々の関心の高さがうかがえた。

 保健省の主催チームは、タイの伝統医療がしっかりその良さを受け継ぎ、また時代の流れとともに現代に上手く融合していけるようにとの願いも込めて「Moving Thai Traditional Medicine towards another mainstream medical care of Thailand」をテーマとしたと話す。

 どのブースでも、私が日本人だとわかると出店者も来場者も、「タイ伝統医療は素晴らしいのよ!」「タイの自然の恵みはありがたいのよ!」と満面の笑みで語ってくださり、タイ文化のパワーを感じさせる展示会だった。


【タイ医学研究家:宮原由佳(YUTIKA)】

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