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映画「シェリー」舞台挨拶大盛況! ミャンマー出身の青年・森崎ウィン主演
配信日時:2014年8月3日 13時05分 [ ID:762]

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舞台挨拶に向かう、ミャンマー出身の青年・森崎ウィン、清水みさと。

 2014年8月3日、シンガー・ソングライターの尾崎豊さん(享年26歳)の二十三回忌追悼オマージュ映画「シェリー」(笠原正夫監督)の上映がヒューマントラストシネマ渋谷で昨日から始まった。

 初日の舞台挨拶には、主演のミャンマー出身の青年・森崎ウィン、清水みさと、笠原正夫監督が登壇した。司会進行は、八雲ふみね。ゲストが登場すると、満員の場内からは大きな拍手が沸き起こり、キャスト・スタッフの仲の良さが伝わる、笑顔の絶えない明るい希望に満ちた舞台挨拶となった。

Q.役・撮影現場について

森崎:初主演ということで、緊張しすぎて余り覚えていない。(会場が笑いに包まれる。)自身の思春期を思い出し、一生懸命演じました。

清水:映画初出演というか、お芝居自体が初めてで本読みの時点で「お芝居って何? ?」と困惑し号泣しました。ですが監督はじめスタッフ・出演者のみなさんに支えられ何とか最後まで演じ切ることができました。

笠原監督:森崎君は「よーい、スタート!」と言う前に必ずその前のカットのセリフをサッと言ってくれたので撮影がスムーズに進み、僕も一緒に演じている共演者の方も、やりやすかったです。

森崎:そうですね。キャストのみなさん、「僕とのシーンはやりやすい」って言ってました(笑)(会場が笑いに包まれる。)

Q.主演お二人にとっての「シェリー」とは?

森崎:母親ですね。僕自身も思春期の頃、主人公・潤一と同様に母へ反抗した時期があって...それでもあたたかく見守ってくれる母親の存在に、この『シェリー』で潤一を演じたことで改めて気づき、母親への感謝の気持ちが込み上げてきました。

清水:両親です。両親がいるから今の私がここにいますし、両親とても仲が良く、そのおかげで家族みんなが仲良しなので感謝しています。その中で特に母親の存在は大きいので、私も母のような女性になりたいと感じています。

Q.笠原監督みずから尾崎豊さんの父・尾崎健一さんをインタビューしたことについて

笠原監督:尾崎豊さんのお父様にお会いしようと思ったきっかけは、熱狂的尾崎ファンの友人の「シェリーって母親へあてた歌なんだよね。」という言葉でした。この一言に、尾崎豊のカリスマ性とは別の「何か」を感じた。その「素顔の部分」を知りたくなり、お父様にお話を伺いました。とても元気な方で世界一の尾崎ファンだと感じました。

Q.見どころ

森崎:劇場にいらっしゃるみなさんのように若い方々は、これから主人公・潤一と同じように人生への「焦り」のようなもの感じていくと思います。潤一の成長を客観的に見ることで気づける事・学べることがたくさんあると思うのでそこを観てほしいです。

清水:両親がいるという当たり前のことに、とてもありがたみを感じるエピソードが含まれているので、そこを観て頂きたいです。

笠原監督:尾崎豊さんのお父様から伺ったことを基に、カリスマ性の下に隠された尾崎豊さんの素顔を主人公の潤一に全て託して出来たのがこの『シェリー』です。潤一のギター・バイク・タバコの銘柄などに始まり、母親・兄弟との関わり方まで尾崎豊さんの素顔にまつわる秘密がたくさん詰まった作品です。ぜひ、尾崎豊がもしアーティストになっていなかったらということを考えながら、潤一に当時の尾崎豊さんを重ねて観て頂きたいです。

 映画の時代背景は、尾崎さんが亡くなった時期に重なる1990年代初頭で、彼と同じ時代に生き、その歌を心の支えとする青年の姿を通じて、今を生きる意味と明日を生きる希望を描いた感動の物語。映画『シェリー』は、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開する。さらに、ミャンマーやタイなどアジア各国での上映も調整していきたいと意欲を示す。




【編集:安麻比呂】

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