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東芝、ベトナムの石炭火力発電所向け蒸気タービン発電設備を受注
配信日時:2014年7月20日 15時04分 [ ID:714]

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ベトナム南中部ビントァン省トゥイフォン県ビンタン地区。

 2014年7月17日、東芝は現在ベトナム電力公社がベトナムのビントゥアン省に建設中のビンタン4石炭火力発電所向けの蒸気タービン発電設備2基をEPC(設計=engineering、調達=procurement、建設=constructionを含む、建設プロジェクトの建設工事請負契約)契約者である斗山重工業と三菱商事株式会社のコンソーシアムから受注した、と発表した。設備は2015年から順次納入し、同発電所は2017年から順次運転を開始する。

 東芝は、すでにブンアン1石炭火力発電所とタイビン2石炭火力発電所向けの蒸気タービン発電設備の受注・納入実績があり、今回納入する600MW(メガワット)の超臨界蒸気タービンおよびタービン発電機の受注に至った。

 ベトナムでは、高い経済成長率を背景に電力需要の拡大が見込まれる一方、発電容量の約40%を水力発電に依存しており、天候の影響を受けない電源の確保が必要となっている。ベトナム政府は、発電容量を2012年の2万6836MWから2020年に7万5000MW、2030年には14万6800MWに拡大する計画で、石炭火力発電所を中心に新規発電所の建設を進めている。

 今回のプロジェクトに関しては、国際協力銀行が7月17日付けで、ベトナム電力公社との間で、約2億200万ドル(約204億円)を融資限度とするバイヤーズ・クレジット(輸出金融)の貸付契約を締結した。

 本融資は東芝製の蒸気タービン等設備一式を購入するための資金である。

【編集:YK】

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