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【タイ国鉄】車掌による少女強姦殺人事件に批判が集中=女性専用車両を導入
配信日時:2014年7月18日 15時44分 [ ID:710]

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バンコクのフアランポーン駅で出発を待つ東北線ノンカーイ行き寝台列車。

 2014年8月1日から、タイ国鉄は寝台列車に女性専用車両を導入すると発表した。これは車掌による13歳少女への強姦殺人事件が大きな批判を受けたことに対して取られる措置。 

 犯行時に車掌が飲酒していたことについて、タイ国鉄は、すでに列車内や駅構内でのアルコール販売を中止している。今回発表されたのは、女性と10歳未満の子どもを対象にした専用車両を現在寝台列車が運行されている路線に導入するというもの。

 女性専用車両は、過去2001年にチェンマイ行き北線に導入されたことがあったが、あまり人気がなかったために、1か月ほどで廃止された。

 タイでは、日本から送られたかつてのブルートレインがまだ現役で走っている。外装は紫色に再塗装されているが、内装の至るところに往時を忍ばせる日本語のプレートなども残っており、日本の鉄道マニアもわざわざ乗車しに来ている。

 今回の専用車両導入にあたっては、女性車掌を担当させ、さらに全体のサービス向上にも取り組まない限り、こうした事件が起きる火種は消えることはないと思われるのだが、そうした取り組みについては報道されていない。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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