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中国人も呆れる、複雑怪奇な日本の「インターネット、スマホ」価格表示
配信日時:2020年7月18日 9時30分 [ ID:6542]

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東京都内の大規模家電量販店で撮影

 2020年7月17日、東京・池袋は中国人に人気の街。政府レベルでは日本に挑発的に臨む中国だが、留学や就業などで日本に来た中国人は本国に帰らず、日本に長期滞在している人が多い。その理由は本国に比べ、暮らしやすいからだ。

 そんな中国人も躊躇するのが、日本の複雑な「インターネットやスマホ」の料金表示だ。訪日10年目のOTさんに話を聞いた。

 「以前は、他社で契約している携帯の回線(電話番号)を、D社からS社に変更する場合、新規に契約するより有利な条件が提示され、一括0円や実質0円が多かったのです。一括と実質では大きな差があり、一括0円が最適な条件でした。最近では、一括0円も少なくなりました。東京都内の家電量販店でのY社は、Xperia8一括3,980円と表記していますが、古い3G携帯やPHSからの利用者のみが対象で、それ以外は21,600円。小さな文字でしっかり読まないと分かりにくいのです。

 インターネット回線は、自宅での固定回線でもWiFiでも、初年度や最初の3カ月だけ2,000円前後以下で、その後4,000円台を超えるものが多いです。酷いのはケーブルテレビの大手で、最初の6ヵ月は、テレビの受信もプラスして月額利用料2,500円で、その後は5,937円のなるプランでした。契約時の最初だけ特別に割引しているとの立て付けですが、とにかく販促のための戦略で分かりにくいのが実態です。

 この数年で良心的な価格で人気のあったモバワンなどの店舗は大きく縮小され、池袋からも消えました。残念です」日本人でも分かりにくい料金体系で、解約違約金も複雑なケースもあり、多くの在住外国人が困惑している。

【編集:RO】

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