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フィリピン・新型コロナウィルス「強固な自宅隔離を実施のカビテ市で1家族に25kgの米を配布」
配信日時:2020年5月1日 7時45分 [ ID:6351]

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露店で、1枚25ペソの布マスクを販売

 2020年4月30日、フィリピンでの新型コロナウィルス感染確認者は、8,488人。死亡者568人。回復者1,043人になった。

 新型コロナウィルス感染確認者が多く見つかっている、ルソン島カビテ市(Cavite city)では、貧困家庭に25キログラムの米が配られた。5月1日から5月15日まで、強力な自宅待機と移動制限が実施される。

 マニラのイスコ・モレノ市長は、1年分の市長報酬を寄付し、マニラ市内の貧困家庭に食料品を届ける活動の資金の一部に充当すると発表した。市長はスラム地区の出身で、経済的に厳しい幼少期を過ごした経験を持ち、貧困者に寄り添う行政を施行している。

 セブ市では、80のバランガイ(町内)で、感染状況を把握するためにサンプル世帯を抽出し、一部の人から検体を採取することを決めた。

 セブ市水道局は、水道水が汚染されている可能性が高いため、飲用に使用する場合は、必ず沸騰させてから利用するように呼び掛けた。水道水の飲用は推奨されていないが、生活困窮者の多くは、ドリンク・ウオーターを購入できずに、水道水をそのまま飲用している。

 フィリピン政府は、新型コロナ対策に従事する全ての公務員が感染で死亡した場合、遺族に200万ペソを支給する。

 フィリピン全土では、強弱はあるものの全ての地域で、新型コロナウィルス感染防止活動が実行されている。

【編集:Eula Casinillo】

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