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「タイ版ミシュランガイド」に認定された店=素朴なお粥が美味しい
配信日時:2014年6月20日 9時54分 [ ID:626]

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「シェル・チュアン・チム」認定の豚肉入りカオトム。70バーツ(約210円)。

 2014年6月19日、バンコク中心部スクンビット通りのソイ(小道)55と57の間に位置する一軒の食堂を訪れた。

 一見、どうということのないタダの大衆食堂である。が、その入り口には緑のどんぶりが描かれた看板が掲げられている。これは「シェル・チュアン・チム」というもので、美味しい店に与えられる認定証のようなもの。

 料理評論家で、国王との親類関係にもあるタナッシー氏がタイ全土の飲食店をお忍びで訪問し、美味しいと認めた店に与えているという。いわば、タイ版ミシュランガイドといったところか。

 しかし、ちょっと違うのは、店全体に対してではなく、メニューに対して認定が与えられるということ。

 この店で認定されたメニューはカオトム(お粥)だという。具は牛肉・豚肉・鴨肉から選べるというので、筆者は豚肉を選んだ。日本の雑炊のように素朴で優しく、心がホッと落ち着くような美味しさだった。

 この「シェル・チュアン・チム」を与えられた店はタイ全土に約1000店あるという。高級レストランだけでなく、味が美味しければ、このような大衆食堂にも与えられるのが良いところだ。



【取材/撮影:小林ていじ】

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