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【バンコク】「静かに始まったロックダウン一日目」新型コロナウイルス感染拡大防止
配信日時:2020年3月23日 8時30分 [ ID:6246]

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いかに急な展開だったかを物語っている手書きの告知

 2020年3月22日、新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として、バンコク都が商業施設の封鎖を命じた事にともない、飲食店は持ち帰りと宅配のみの営業となった。前日の発表直後には、ショッピングセンターなどに保存食品を買い求める客が殺到。しかし、ロックダウン一日目はパニック的な買占め騒動もなく、静かに幕を開けた。

 飲食店は、テイクアウトと宅配のみ営業が許され、屋台もイステーブルを出さずに細々と客待ちする姿が見られた。その中で、3月19日に開店したばかりだという寿司店田中水産に話を聞いた。

 「急な展開に慌てて体勢を整えてます。取り敢えず、きょうは持ち帰りだけで営業してます。宅配もやりたいのですが、まだ準備が間に合いません。」

 1月に開店した郊外のバンナーに続いて、日本人が多いトンローにと開店したばかりなので、かなり厳しいといいながら

 「大変なのは、うちだけじゃなく、どこも一緒なので頑張って切り抜けるしかないです。宅配もできるだけ早く始められるように進めます。」

 答えた。タイ人チーフシェフのノートさんは、寿司職人として、かつてタイでも大手の日本食チェーン店で長年勤めて来た。こんな事は、経験した事がないといいながら、インタビュー中も対応に追われていた。

【取材/写真:そむちゃい吉田】

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