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タイでは電車やバスの車内で子供にも席を譲らなくてはいけない？
配信日時：2014年6月17日 0時49分 [ ID:612]

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妊婦と老人に席を譲るのは日本と同じだが……。

　2014年6月16日、BTS(高架鉄道=スカイトレイン)の車内で「席をお譲りください」と書かれたシールが貼られているのを見つけた。

　そこには、妊婦、老人、さらに僧侶と子供までもが席を譲るべき対象として、イラストで描かれている。

　タイは仏教の信仰が非常に厚い国なので、僧侶に席を譲るのはわかる。が、子供にまで席を譲るというのは日本人には少し受け入れがたいだろう。

「大人が子供に席を譲るなんてとんでもない甘やかし」というのが日本人の一般的な考え方ではないだろうか。

　しかし、タイ人はそのようには考えない。「子供は大人が守ってやらなくてはならない弱い存在なので席を譲るのは当然のこと」と考えるのである。

　これは価値観の違いだから仕方がない。郷に入れば郷に従え。タイではこのルールに素直に従うようにしたほうがいいだろう。

　ちなみに、タイの電車やバスの車内には優先席というものが存在しない。どこに座っていようが、席を譲るべき相手には譲るのが当たり前なので、あえて優先席というものを設ける必要がないのである。このあたりは日本人も見習うべきだろうか。


【取材/撮影：小林ていじ】

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