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ラオスマッサージは、タイマッサージのパクリ名称か!
配信日時:2019年4月8日 9時15分 [ ID:5603]

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ビエンチャン・マッサージ師のイメージ(2019年3月31日「HUAWEI Mate 20 Pro」で撮影)

 2019年3月31日、ラオスの首都ビエンチャンには、多くのマッサージ店がある。ラオスマッサージと表記されているメニューは、タイマッサージとほぼ同じ。ラオスで施術しているのでラオスマッサージと表記しているそうだ。

 タイマッサージ師の出身地で一番多いのが、イサーン地方。このイサーン地方のメコン川対岸がラオスだ。ラオスではタイのテレビ番組が一番人気があり、タイ語の浸透度は高い、ほぼタイ文化圏。

 タイは経済が豊かになりマッサージ師を目指す人が減った。30年ぐらい前は田舎の女性が都会に出て働く職種として人気があったが、今は仕事の厳しさから敬遠する人が多い。

 一方ラオスでは、30年ぐらい前のタイと同じような状態で人気職種。現在21歳のマッサージ師Rさんは、16歳から故郷を離れビエンチャンでマッサージ師として住込みで働いている。歩合制でチップを含めた平均月収は150万キップ(約2万円)。その中から100万キップ(約13,000円)を故郷の家族に仕送りする孝行娘だ。田舎には幼い兄弟姉妹がおり、物価が高騰するラオスで両親だけの働きでは家計が維持できない。彼女の将来の夢は25歳で普通に結婚して家庭を持つこと。

 バンコクでは物価や地価の高騰を受けてマッサージ料金が値上がりしているが、ビエンチャンでは、1時間60,000キップ(約780円)から。急速に発展するラオスでは貧富の格差もあり、地方の山村では困難な生活を強いられている人も少なくない。都市部と山村との格差是正への取り組みまで手が回らないのが実情だ。

【編集:R1】

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