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在タイ日本大使館から注意喚起 邦人詐欺被害が多発中
配信日時:2019年1月7日 9時15分 [ ID:5408]

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最近のバンコクでは空車ランプが緑色のLEDのタクシーは比較的安全とされている。

 2019年1月7日、先月、在タイ日本大使館が一斉メールで、邦人の詐欺被害に関する注意喚起を出している。年末年始の滞在や年が明けて春休みなどの旅行、日系企業においては駐在員の交代もあるので、被害に遭わないよう個人が努める必要があると呼びかけている。

 タイ国内の邦人詐欺被害はバンコクが多く、特にスクンビット通り、シーロムやサートーンなど日本人が多い地域に集中する。この地域は観光客にも無縁ではないのでより注意したい。

 詐欺の手口は現金をだまし取られるものが多く、これら手口は実は特に新しいものではなく、以前から報告されている詐欺被害と同じようなものになる。多くが日本人の好意につけこんだ手口だ。

 大使館の注意喚起ではこれら手口における特徴的なケースを挙げている。

 一つ目のケースは自称台湾人もしくは香港やシンガポール、韓国人などと称する女性で、名前はリンジョー、ユージン、ウェイリンなどと名乗る。口実は「パタヤからバンコクに移動するバス車内で全財産を盗まれた。無一文で今夜泊まる予定のホテルにもチェックインできないので、お金を貸してほしい」などがある。同情を引くように仕向けて現金をだまし取る。

 大使館が紹介する二つ目の手口は、シンガポール人と自称する男性が、職業を航空会社のパイロットと名乗る。用意周到に偽の名刺を見せて信用させ「キャッシングができず困っている。友人からあなたの口座に送金させるので今立て替えてほしい」などと言って近づいてくる。

 2018年に入りBTSプロンポン駅周辺ではインド人と見られる男性が「日本円を見せてくれ」などと言って近づき、現金を盗み取る事案も発生しており、昼夜問わず、見知らぬ人物から声をかけられたら油断してはいけない。


【編集:高田胤臣】

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