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積水化学工業、米ルーブリゾール社とタイに設立した合弁会社の活動を開始
配信日時:2014年5月29日 14時36分 [ ID:522]

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積水化学工業の多賀工場。

 2014年5月28日、積水化学工業株式会社は、米国オハイオ州に本社のあるルーブリゾール株式会社との間でタイに設立した塩素化塩化ビニール(以下、CPVC)樹脂の生産合弁会社の活動を2014年5月20日に開始したと発表した。

 合弁会社のタイ設立は2013年2月にすでに合意していたが、このたび、各国の関係当局の承認を取得できた。来年4月の生産開始に向けた工場建設は順調に進んでいる。

 近年、インドを中心とする南アジア、アセアン、中東などにおいて、住宅や工場などの建築物に使用されている配管材の、金属系からCPVC製への代替が進んでいる。あわせて、経済成長にともなう建築需要も伸びている。これにともない、CPVC樹脂の需要も毎年拡大しており、今後、堅調な伸びが期待される。

 CPVC(Chlorinated PolyVinyl Chloride)樹脂は、塩素を付加した特殊な塩化ビニール(PVC)樹脂で、主に耐熱性が必要とされる給湯用・工業用・スプリンクラー用の配管材などの原料として用いられる。

【翻訳/編集:YK】

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