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ミャンマーでラウェイ王者の金子、東京の大会に初参戦
配信日時:2018年4月30日 9時15分 [ ID:5008]

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トレーニング前の準備運動をする金子選手(ヤンゴン、撮影:茂野新太)

 2018年6月29日、ミャンマーの伝統格闘技ラウェイの日本大会、「第8回ラウェイ・イン・ジャパン~サムライ~」が東京・後楽園ホールで開催される。金子大輝選手(24)が、本場ミャンマーで培った実力を示すため初参戦する。

 ラウェイは、「世界で一番過激な格闘技」と呼ばれる。グローブは使わず、手にはバンテージだけを巻いて殴り合う。頭突き、肘打ちも認められる。判定はなく、KOでなければ勝負はつかない。試合では失神、骨折も珍しくない。

 同大会初出場の金子選手は67キロ級に参戦する。本場ミャンマーの名門ジムで修業を積んだ唯一の日本人選手だ。2017年12月にミャンマーの最大都市ヤンゴンで開催された「KBZ航空ゴールデンベルトチャンピオンシップ」では、現地前年度チャンピオンのテッアウンウー選手からKOを奪い、王者になった実績を持つ。

 対戦相手はミャンマー人のジェジンピョー選手。75戦33勝5敗37分のベテランで、「67キロ級では最強の選手、テクニックは誰にも引けを取らない」と、長年金子選手を指導してきたウィンジンウー氏も真剣な顔つき。金子選手も「ミャンマー人からのプレッシャーを感じる。現地王者として、絶対に負けられない試合」と意気込みを語った。


【取材・執筆:茂野新太】

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