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【タイ】バンコク名物・都内の路上屋台 ー 年内で全面禁止へ
配信日時:2017年4月20日 9時00分 [ ID:4269]

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バンコクの中華街ヤワラート通り(資料写真)

 2017年4月20日、バンコクの路上に並ぶ屋台料理の数々は、 いくつものガイドブックで観光名所としても世界的に取り上げられている名物だ。その屋台が、 今年いっぱいでバンコクの路上から姿を消すかも知れない。

 全米ニュースTV局CNNでは、 路上に並ぶ屋台はタイを旅行する上で欠かせない魅力の一つだとして、朝の甘い豆乳や揚げパン。 夕刻にはサテーやパッタイなどなど、それはタイ庶民だけなく、旅行者にとっても訪れるべき魅力溢れる観光コンテンツだ」と評している。

 しかし、バンコクのワンロップ・サワンディー都知事はこのほど、 今年いっぱいでバンコク都下全域で路上屋台を排除すると宣言した 。都知事は発表の中で、都は店主たちへ代替地への移転を長期に渡って話し合い、提案を行ってきた。屋台での営業は、より多くの歩行者の妨げになっているとともに安全や衛生面でも障害となっている。このたびの決定は、 バンコク都下50地区で例外なく執りおこなう。それには、カオサン通りやヤワラート(中華街)も含まれると語った。

 一方、カオサン商業協議会では、バンコク都の今回の決定は知らなかったとして、事前の通告が行われていないことを明かした。協議会では、都の計画に対して十分な説明を求めていく考え。

 また市民は、屋台は便利であり、無くなると困るとしながらも、路上の安全や衛生面では理解出来る。どこか代替の場所がうまく設置できるといいのだけれどと困惑気味だが一定の理解を示していいた。

 都内では、今週17日よりトンロー、エカマイ、プラカノン各地区での路上屋台を全面禁止に踏み切っている。都ではこれを先例として順次、拡大して行く構えのようだ。しかし、大通りに面していない場所や歩道にはみ出していない私有地の店頭などでの営業は認められる。

【翻訳/編集:RD】

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