タイのニュース

ビザ免除で日本を訪れるタイ人旅行客が急増=ツアー料金の値下げ競争も激化
配信日時:2014年5月7日 22時55分 [ ID:420]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

タイの仏像はすべて金色なので、鎌倉の緑色がかった仏像はタイ人には珍しいらしい。

 2014年5月6日、タイの英字紙バンコクポストによると、タイ日本観光協会のアナケ会長は、バンコク─東京間の格安航空やチャーター便の競争による価格戦争が激化し、完全に買い手市場となっている、と述べている。

 以前は4万~10万バーツ(約12万~30万円)であった日本へのパッケージツアーが、2013年7月に日本政府がタイ人へのビザを免除して以降、格安航空をはじめとするいくつかの航空会社が、3泊4日で2万バーツ(約6万円)をわずかに上回る値段でのツアーを提供し始めた。

 ビザ免除以降、タイ人は我先にと日本を目指し始めたようだ。タイ人旅行者の数は昨年74%も上昇し、45万3642人になった。今年の第1四半期は13万2000人であった。何度も日本を訪れる多くのタイ人は日本を夢の国と見ており、今年は50万人を軽く超える、とアナケ会長は予想している。

 NSトラベル&ツアーのチョテチュアン氏は、過当競争にもかかわわらず、日本は質の良いツアーを提供し、政府も品質には目を光らせており、韓国のような安いだけの目的地とはなりそうになく、日本にはいわゆる「ゼロ・ドル」ツアーなど現れないだろう、と語っている。「ゼロ・ドル」ツアーは非常に安いパッケージ旅行を提供するが、参加者は高過ぎる商品やサービスを購入するプレッシャーに晒される。

 また、チョテチュアン氏は、「安くて良いものなどないので、安いパッケージ旅行に関しては詳細をきちんと調べるべきだ。もっとも、写真撮影と買い物だけで満足する旅行客は多く、彼らにとっては、2泊3日のパッケージ旅行は検討に値するだろう」と付け加えている。


【翻訳/編集:YK】

タイの新着ニュース