タイのニュース

【タイ】真の国際交流やっと始まる「吉本アジア住みます芸人」全編タイ語の舞台が大好評!
配信日時:2017年2月1日 11時00分 [ ID:4082]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

全編タイ語での舞台を勤め上げたアジア住みます芸人の3人。左から、ハナズミさん、ぼんちきよしさん、あっぱれコイズミさん。(C)そむちゃい吉田

 2017年1月21日、二年前からタイ、バンコクに住み込んで芸能活動を続けている、よしもと興行の芸人らが、4回目となる舞台を、全編タイ語のみという構成で挑戦した。日本とタイに関する題材をメインにした舞台では、来場者の半分を占めるタイ人客からも「ぜひまた見に来たい」と大好評だった。

 日本以外では唯一「花月」の名を冠して、「サワディー花月」と銘打った舞台は、今回で4回目。バンコク都心ペップリー通りにある小劇場Mシアターで開催された。来場したのは、在住日本人とタイ人客がほぼ半々。住みますアジア芸人として、バンコクに腰を据えて活動している、ぼんちきよしさん、あっぱれコイズミさん、はなずみさんの3人は、猛勉強したタイ語で次々とネタを披露した。

 住みますアジア芸人は、吉本興業が主導してアジアでのエンタテインメント事業展開の基盤構築と、日本に向けた現地情報発信プロジェクトとして、台湾、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピン、そしてタイで行なわれている。タイでは前述の3人が、地元テレビ番組への出演や、地方での独自取材レポートまで行い、徐々に知名度も上がってきた。その成果もあってか、今回の舞台では、彼らのファンというタイ人家族連れも声援を送っていた。

 「タイ語は難しくてまだまだなのですが、タイの人は笑うことが大好きなので、やっていても面白いです。」終演後、ぼんちきよしさんも、何か手応えをつかんだかのように語ってくれた。

 日本と同じく、英語も通じにくいタイでは、タイ語を習得する以外にコミュニケーションも難しい。しかし、親日で優しいタイ人は、少しでもタイ語を話そうとする外国人を、大歓迎をしてくれる。どちらかが、一方的にバラバラに情報を発信するのではなく。さらに日本人がタイ語を話し、理解して、タイ人も日本語を話し、理解する。相互にインタラクティブな真の国際交流がやっと始まったとも言える。今回のタイ語での舞台は、日本とタイを結ぶ新しい双方向の架け橋として、大きな可能性を見い出したのではないだろうか。

【取材/撮影:そむちゃい吉田】

タイの新着ニュース