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変な日本語氾濫のフィリピンで、日本語学習者が増加
配信日時:2017年2月5日 9時00分 [ ID:4079]

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日本語学習本。

 2017年2月4日、マニラ国際空港に到着し、両替所の次に向かう事の多い携帯SIMの契約カウンター。フィリピン通信大手の看板にも大きくおかしな日本語が掲示されている。

 そんなフィリピンで、この1~2年日本語学習者が増えてきた。フィリピンで日本語の上級者は少なく、日本語の検定試験の合格率もまだまだ低いが、これからは期待が持てそうだ。

 マニラでも日本語学校は少なく、日本人教師が常駐しているところは数える程度。マニラ空港近くのオルティガス地区には、アジアで広く日本語学校を運営しているJELLYFISH(東京・五反田)が、セブに続き、昨年11月に教室をオープンさせた。

 JELLYFISHで学習するフィリピン人は、キャリアアップのための社会人が中心。授業料は、日本語検定5級を目指すコース(150時間)で35,000ペソ(約8万円)から。現地での給与水準は、日本語検定2級で8~9万円、1級で11万円前後。

 これまで、日系企業のフィリピン事務所では、日本人とフィリピン人の間では英語でコミュニケーションが取れていたが、日本の大手企業のコールセンターが、アラバンITパークにできて、日本語の需要が拡大。

 企業によっては、JELLYFISHから日本語教師を招いて、社内で日本語研修を行うケースも増えてきた。ドゥテルテ大統領の日本重視の外交が当面続行することは間違いなく、日系企業のフィリピン拠点を拡大する流れは続きそうだ。

【編集:KF】

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