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【タイ】崩落した大仏の頭を寺院が売却したとの噂が広がる=寺院は事実無根と全面否定
配信日時:2014年4月30日 14時31分 [ ID:398]

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仏頭の売却疑惑を否定する寺院職員。

 2014年4月29日、タイの英字紙によると、タイ東北部ナコンパトム県ターウテン地区にある寺院が、崩落した大仏の頭を売却したとの噂がネット上に広がったことについて、事実無根である、と寺院職員が否定している。

 ネット上での噂は、寺院が仏頭を売却して得た収益でホテルやレストランの修繕費用に充てたというもの。

「建造されてまだ20年の仏像には、そもそも、売って利益を得られるほどの価値がない。我々は、村人や信者からのお布施で、仏像を修繕する計画です」
 寺院の職員はこう語り、疑惑を明確に否定した。

 大仏は、1988年に建造されたものの、予想よりも痛みが早く、崩落してしまった。崩落時には、幸いにもケガ人などが出ることはなかった。仏頭は現在でも寺院に横たわったままだが、本体は崩落が激しい。

 寺院では、仏頭修復のために、同じく東北部のアムナートチャルン県に移動することを計画している。今回の騒ぎで人の耳目が集まったことで、お布施が集まることを期待しているという。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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