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いすゞグループ、水問題で悩むタイの学校に飲料水を供給するプロジェクトを実施
配信日時:2014年4月29日 13時00分 [ ID:393]

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いすゞのピックアップトラック「MU-X」。

 2014年4月28日、タイメディアによると、自動車メーカーのいすゞは昨年、企業の社会的責任(以下、CSR)の最新プログラムとして「生きるための水」プロジェクトをタイのトラックメーカー55周年として立ち上げた。

 多くのタイ人は「いすゞ」ブランドに50年以上馴染んでいるが、「いすゞ」と「水」との深いつながりについて知る者はほとんどいない。

 タイ国内の学校に清浄な飲料水を供給するのを目的とし、初年度は、汚れた水に起因する病気で悩む600名以上の生徒がいる6つの学校に、地下水系と給水所を組み合わせた供給システムを導入した。

 タイでピックアップ・トラックの製造販売を行なうトリペッチいすずセールスの中川社長によると、いすゞは日本の伊勢神宮内を流れる五十鈴(いすず)川にちなんで名づけられた。

 この水との関係ゆえに、タイにある18のいすゞグループ会社と各地域のいすゞディーラーは汚れた水の問題を抱える地方学校に対する新CSR活動を開始した。水不足や石灰岩、錆のような物質を含む汚染水で悩む学校が対象となる。

 プロジェクトはタイの天然資源・環境省の地下水資源局と協力し、2013年は6つの学校で実施した。

 いすゞグループは水汚染の問題がタイの学校でなくなるまでプロジェクトを続けると約束。清浄な水を提供することにより、生徒、先生、周辺住民の生活の質を継続的に改善できることを望んでいる、とトリペッチいすずセールスの中川社長は語っている。

【翻訳/編集:YK】

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