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【タイ】ミャンマー国境の病院を支援ーチェンマイ総領事館
配信日時:2016年9月19日 13時09分 [ ID:3766]

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病院の医療活動支援「メーホンソーン日タイ文化交流祭」会場で署名式後の記念撮影

 2016年9月18日、在チェンマイ日本国総領事館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「メーホンソーン県クンユアム郡山岳地域住民のための医療機材整備計画」の費用、2,797,000バーツ(約1,000万円)の支援を決定した。

 メーホンソーン県クンユアム郡で開催した「メーホンソーン日タイ文化交流祭」会場で、堀越久男総領事代理とクンユアム病院長のウィーラポン・ワナーカーン氏との間で、署名式を行った。

 クンユアム郡は、メーホンソーン県中央部に位置し、西側80km以上にわたってミャンマーと国境を接している。郡の面積約1,700km2の約9割は山岳地域で、郡内には、カレン族、タイヤイ族、モン族から構成される約22,000人の少数民族の他、ミャンマーからの移住者や労働者も居住する地域。

 クンユアム病院は、郡内唯一の地域病院として、住民登録や国籍の有無に関わらず、こうした住民・居住者に対する医療サービスを提供してきた。地理的・経済的に通院が困難な山岳地域の住民に対しては、定期的な巡回診療を実施している。しかし、医療機材の多くが老朽化または不足していた。

 四輪駆動型救急車、モバイル歯科治療器、回診用X線撮影装置、酸素飽和度測定器の支援を決定。この支援が、クンユアム郡の山岳地域における救急搬送体制の向上と、より充実した医療サービスの提供に役立つことが期待される。

【編集:MO】

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