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【タイ】セントラル・バンナー地下にあったフードコートがリニューアル
配信日時:2016年8月28日 9時00分 [ ID:3708]

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高級化で単価が上がってしまった感があるが、フードコートの店舗数も増えたため、選ぶ楽しさは何倍にもなった。

 2016年8月28日、バンコクの外れにあたるバンナーで、近隣住民の憩いの場となっているセントラルデパート・バンナー店。上階の飲食店はやや高級店が揃っていたが、地下には一般的な屋台と値段的には大差ないフードコートがあり、食事時は席の確保が困難なほど賑わっていた。そんなセントラル・バンナーの地下が大幅に改装され、新たに「FOOD PATIO」としてリニューアルオープンしている。

 これまで地下駐車場だった場所も飲食店舗のスペースとなり、併設するセントラルグループのスーパーマーケットと合わせて売り場面積はかなり広くなった。フードコート以外ではスイーツや軽食のような食べ物がテイクアウト用に売られており、選択肢はかなり増えている。

 フードコートのラインナップも、これまでのタイ料理に加えて、バンコクで有名な高級中華料理店や日系の飲食店なども登場している。その代わり、単価が従来のフードコートよりも高くなっているように見受けられ、安く食事ができる場所ではなくなってしまったかもしれない。

 近年、タイは物価上昇が著しく、10年前などは屋台料理は1皿25バーツ(約73円)程度だったものが、最近は2倍近くになってしまった。フードコートの高級化でまた安く食事ができる店が減っていくことになり、一般層にとっては家計に影響を及ぼしそうである。


【執筆:高田胤臣】

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