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【タイ】日本食への熱い視線。仲卸業者直営のレストランに注目高まる
配信日時:2016年8月13日 9時00分 [ ID:3671]

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レセプションパーティーに参加した歌手たちに囲まれる堀家達郎シェフ(中央)

 2016年8月13日、タイの日本食ブームは、すでにブームを超えてタイ人の食生活にすっかり浸透しているように見える。また、バンコクに住む欧米人にも健康食として考える人が多く、日本料理店の需要は未だに留まる所を知らないかのようだ。

 こうした状況に、日本の関係者も以前から熱い視線を送っている。そして、バンコク中心部の外国人が多く住むエリアに、また新たに日本料理店がオープンして、タイ進出をしようとしている日本企業にタイ人からも熱い視線が送られている。

 成田市場の仲卸しとして創業50年になる小古間商店は、成田国際空港にも近い事からも、世界の日本食ブームには注目して来た。 今回バンコクへの進出を決めたのは、日本人が多く住む事とタイ人に親日家が多く、日本料理が普及しているというタイミングが大きい。成田市場の自社からバンコクへ定期的に鮮魚を直送できる強みを活かした展開を考えている。

 まずその手始めとして、バンコク中心部スクンビットのコンドミニアムにレストラン「SAKANA KITCHEN」をオープン。今月から成田からの直送を開始した。試験的に店が入居するコンドミニアム住民向けに仮オープンしたところ、初日から予想以上の反響があったという。こうした情報に目ざとい日本好きタイ人たちは、日本から新鮮な魚介類が直送される店だととすでに知っているようで、開店を待ちわびているようだ。

 先日行われたレセプションパーティーには、日本食にも舌の肥えたタイの芸能関係者も招かれ、新鮮さと料理のバリエーションを堪能していた。

 「初めての海外進出なので、手さぐりで準備を進めていますが、まずはお客様に満足いただける料理を召し上がっていただける店を作りたいと思っています。」

 こう話す堀家達郎シェフは、オーストリア、米国など海外での14年に渡る経験をもとに、外国人の趣向にも配慮した上で、日本独自の新鮮さを活かした料理を提供したいと続けた。9月の正式オープン後は、成田市と成田市場のアンテナショップにもなれるようにと、開店を待ちきれないという様子だった。

取材協力:SAKANA KITCHEN https://www.facebook.com/SakanaKitchen/
Piyathip Place 3F, 24 Soi Prommitr, Sukhumvit39Rd, Klontoei-Nuea, Wattana, Bangkok

【取材/写真:そむちゃい吉田】

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