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三菱東京UFJ銀行、タイのアユタヤ銀行と連携を強化=年内に支店を統合
配信日時:2014年4月15日 17時45分 [ ID:356]

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個人向け金融に強いアユタヤ銀行は今後、法人向けの融資を強化。

 2014年4月12日、個人向け金融に強みのあるクルンシー(アユタヤ銀行。以下、BAY)の後藤CEO{最高経営責任者)は、法人取引業務に強みのある三菱東京UFJ銀行(以下、BTMU)、BTMUの持ち株会社であり、グローバルネットワークと各種ノウハウを持つ三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)と連携して、世界規模での展開を進めていくと語った。

BAYはBTMU、MUFGとの連携により、日本、タイ、その他の多国籍企業向け融資の割合を上げ、中小企業向け事業を強化していく。BTMUは法人取引業務において日本の顧客と強いつながりがあり、タイで長年におよぶ日本の投資に関与してきた。

今年中にBAYとBTMUの支店統合が完了すると、法人および中小企業向け事業を含めた商業融資は融資残高の60%を占める。タイが経済の停滞と政治的危機の最中にあるにも関わらず、BTMUがタイの銀行業務への参入を決め、BAYの72%の株式を取得したのは、長期投資を前提としているためである。現在の政治的混乱と経済の停滞は周期的なもので驚くには当たらず、長期的にはタイもアセアンも高い成長の可能性を秘めている、とBAYの後藤CEOは述べている。

タイの銀行で資産規模第5位のBAYは、現環境下では、融資に対する成長は7~9%に留まるとしている。

企業向け銀行業務は、タイの大企業の安定した基盤、海外進出の機会の増加により拡大する。MUFGの専門性とグローバルネットワークを利用して、国際的な展開を図る顧客を支援する準備が整った。

【翻訳/編集:YK】

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