TODAY 2024年3月29日
国連・SDGsのニュース
【ミャンマー】ヤンゴンで中国系企業が不思議な「ドラえもん」祭り
配信日時:2016年7月6日 11時00分 [ ID:3552]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2016年7月3日、ヤンゴンの高級分譲マンションの販促イベントとして約1ヵ月間、ドラえもんに似た等身大人形80体以上を使った「ドラえもん祭り」が開催された。中国人が経営するシンガポール企業が建設する高級マンション「ゴールデン・シティ」の一角にあるショールームで開かれた。日本のドラえもんとは若干異なる人形もあり、版権を持つ藤子・F・不二雄プロ側との契約があるかどうかは不明だ。
マンション敷地の入り口では、大きなドラえもんの風船人形がお出迎え。看板にはしっかりと「ドラえもん・フェアリーテール・ワールドにようこそ」と書かれ、まるでテーマパークのようだ。会場に入ると、等身大のドラえもん人形がずらっと並ぶ。スタッフに尋ねると、全部で80体以上あるという。ミャンマーの子どもに人気のドラえもんのイベントを開くことで、家族連れの来場を誘う狙いとみられる。
会場を訪れたミャンマー人の若者グループは、スマートフォンを片手に写真撮影に興じていた。一角には、付箋にメッセージが書ける企画も行われ、ミャンマー人ファンらが「I love DORAEMON」などと書き込んだメッセージが残る。会場では、ドラえもんのアニメが流れているうえ、別室でアニメ上映会も行われていた。来場者には、マンションの資料とともにドラえもんグッズを配布するなど、いたれりつくせりのサービスだ。
よくよく見ると、のび太やスネ夫の顔が日本のアニメとは異なることに気付く。頭がへこんでいるドラえもんもあり、日本ではない国で製造された人形であることが推認される。会場の担当者にドラえもんのライセンス契約があるか聞いたこところ、「わからない」と繰り返すばかりだった。
ミャンマーでは、ドラえもんを始め、NARUTOやドラゴンボールなどのアニメがインターネットからコピーされて、広く出回っている。正規のルートで手に入らない現状があるため、こうしたコピーで日本の文化を楽しむミャンマーの若者も多い一方、知的所有権をめぐる法制度が不十分であるとの指摘が強い。この現状を解決するため、ミャンマー政府に対し、日本の特許庁の専門家が知的財産関連法の法整備支援を行っている。
【執筆:北角裕樹】
|
|
<< 関連記事 >>
国連・SDGsの新着ニュース
酒井将 代表 ベリーベスト法律事務所 国連が推奨するSDGsに様々な社会問題解決で貢献
[ 2024年3月25日 15時00分 ]
漆沢祐樹氏 海外MBAを活用した授業でビジネス思考について取り上げる
[ 2024年3月21日 18時00分 ]
「WA」の祭典ENMUSUBI in 尼崎 子どもたちへつなぐ地域振興イベントを開催
[ 2024年3月21日 9時00分 ]
人気ニュースランキング
[ 国連・SDGs ]
「WA」の祭典ENMUSUBI in 尼崎 子どもたちへつなぐ地域振興イベントを開催
パーソナルナビ リカレント教育含む国連SDGs4に貢献・2024年3月
i3ビジネスアカデミー 評判 リカレント教育含む国連SDGsに貢献・2024年3月
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2024年3月26日 1時00分 ]
ベトナム [ 2024年1月18日 11時00分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2022年4月3日 19時30分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2024年3月19日 19時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2024年3月29日 6時00分 ]
フィリピン [ 2024年3月28日 16時00分 ]