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【タイ】皇太子の誕生日に重大発表か?
配信日時:2016年6月29日 9時00分 [ ID:3526]

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プミポン国王陛下在位70年祝賀行事でのプラユット首相(写真提供:タイ首相府)

 2016年6月29日、タイのワチラーロンコン皇太子が7月28日に64歳の誕生日を迎えるにあたり、同日重大発表があるようだと、外国人メディアから発せられた。それを巡ってタイ人たちからも、様々な憶測を呼んでいる。

 タイ国民の絶対的な尊敬と信頼を集める現国王プミポン陛下の長男として、1952年に誕生したワチラーロンコン皇太子は、王位継承権第1位。これまで3度の結婚と離婚を繰り返し、4男3女をもうけている。そのうち昨年離婚したシーラット妃との間にもうけたティーパンコーンラッサミーチョート王子が次期皇太子と言われている。

 皇太子は昨年「Bike for Dad」「Bike for Mom」などのイベントを通して、国王陛下と王妃への忠誠を示すことで、人気獲得を目論んでいたが、それらは王位継承への足場固めだと言われている。また、皇太子とは対照的に、国民からの敬愛を集めるシリントーン王女にも王位継承権があるが、今回の重大発表はこの継承に関わることではないかとの見方が大勢を占めている。

 今年に入って、軍政とプラユット首相は8月の新憲法案の国民投票後に民政移管を始めると公言している。これまで軍政が長引いているのは、王位継承の問題も絡んでいるとの見方があったことから、これに一定の目処を立てているのではないかと言われているようだ。しかし、以前にも、同じような噂が流布したことがあるため、今回も噂に過ぎないと予測する向きもある。

 タイ国内では、こうした推論は不敬罪も適応されかねないために、表立ってされることはない。ほとんどの人が口をつぐみ、こうした話題はネット上には中々上がって来ないのだが、こうして露呈しているということは、いよいよその日も近いということなのか、タイ国民は固唾を飲んでその日を待っている。しかし、国内の各新聞などは、この噂について現在までのところ黙殺している。

【翻訳/編集:RD】

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