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タイの反政府デモを指導する僧侶、新聞社へお布施を強要
配信日時:2014年4月11日 19時17分 [ ID:348]

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タクシン財閥系のホテルに布施を強要した際のプタイサラ僧侶。

 2014年4月9日、タイ字紙によると、ヂェーンワタナ通りの政府官庁舎前で反政府デモ活動を続けている僧侶プタイサラ氏が、新聞社を訪れ、座り込みを行なった。

 僧侶らは、新聞社が発行するカオソット紙とマティチョン紙はデモ活動の報道に平等性を欠いているなどとして、座り込みの抗議を始めた。僧侶は、立ち退く条件として、1億バーツ(約3億円)の献金をするように求めた。しかし、僧侶らは周辺で昼食をとったあと、新聞社を後にしたという。

 その後、新聞社では、記事に対する非難や要望は裁判所を通して行なわれるべきだとして、要求を受け入れなかったことを明らかにした。

 プタイサラ氏は以前にもタクシン財閥系のオフィスビルなどにデモが行なわれた際に、ホテル前に座り込み布施を強要したことがある。また、政治活動を禁じたタイ仏教界の戒律に背いているとして、以前にも僧侶の資格を剥奪する手続きが行なわれると報道されていたが、その後、同氏が資格を剥奪されたかについての、報道はされていない。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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