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タイフェスティバルで東北部の伝統舞踊を披露ーガラシン舞踊学校
配信日時:2016年5月16日 9時30分 [ ID:3407]

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タイフェスティバル2016

 2016年5月14-15日、タイ東北部ウドンタニーの東に隣接するガラシン県から、タイフェスティバルのために招かれた舞踊学校の生徒たちが、東北部各地に伝わる舞踊を披露した。

 大きく4つの地方に分かれるタイ。ラオスやカンボジアと国境を接する東北部はイサーンとも呼ばれ、古くから独自の伝統文化を育んで、今に伝えている。

 タイフェスティバルの特設ステージでは、舞踊学校の生徒たちが東北部イサーンでも、さらに県ごとにも違うという、それぞれの舞踊を披露。スリン、ブリーラム、シーサケートのココナツの踊りや、ルーイ県に伝わる精霊の祭りピーターコーンや雨乞いの演舞などを見事に演じ、満場に詰めかけた観客の喝采を浴びていた。

 実際のタイでも、長く続く熱波により各地で雨乞いの儀式が行われいる。こうした舞踊が単なる古い伝統芸能としてではなく、今でも実際に信仰され、演じられている。イサーンだけではなく、地方ごとに特色のある伝統が、守られているだけはなく、今も息づいて次の世代に受け継がれている。こうしたことも併せて知っておくと、次にタイを訪れる楽しみにもなるだろう。

 今年は東北部を紹介したタイフェスティバル。来年以降もタイの地方ごとに伝わる独特の文化を紹介してくれることだろう。タイフェスティバルは、来週21、22日は大阪で、6月4、5日には名古屋でも開催される。

【執筆:そむちゃい吉田】

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