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中国人観光客で依然大賑わいだが、中国人怖さから辞めるスタッフも続出ータイ・パタヤ
配信日時:2016年5月13日 12時27分 [ ID:3397]

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2016年5月12日、パタヤで撮影した中国人観光客のイメージ(文中と写真は無関係です)

 2016年5月13日、タイのビーチリゾート・パタヤは、毎日多くの中国人観光客で賑わっている。1時間ほどの、ウタパオ国際空港に中国からのチャーター便が多いことも人気の一つだ。

 初めての海外旅行の中国人も多いため、多くのトラブルも相変わらず起きている。

 現地の旅行業関係者によると「1、バイキング会場でのマナー違反、大量に取り、大量に残します。これを防ぐため、トングを持ったスタッフを配置して、少量しかお皿に盛らない対策を講じています。2、部屋を汚すマナー違反、ご自分の家では、こんなに汚さないと思うのですが、意図的に汚しているように見えます。民度の低さを感じます。3、大声で騒ぐマナー違反、とにかくうるさいです。腹式呼吸で、みなさん声量があります。さらに電話で話すと声が大きくなります。小さな声でも手を添えれば、十分相手に声は届くのですが、どうも勘違いをされているようです。4、トイレ以外のところで排泄してしまうマナー違反、お子様に多いのですが保護者の方が、子どもは、共有スペースで小便をしても良いと勘違いされているようです。この他にも、横柄なお客様の比率が高い事です。ホテル側に些細なミスがあった場合、声高に厳しくご指摘・罵倒されます。そうしたことから、中国人を怖がるスタッフも増え、恐怖から辞めてしまったものもおります」と話す。

 ウォーキングストリートの飲食店の関係者は「店内に入っても、しばらくドリンクを頼まず、帰ってしまったり、支払いの時に高いから金額を下げるよう迫られたり、写真をバンバン撮ろうとすることです。欧米人や日本人のようなスマートさが乏しいです」とこぼす。

 しかし、中国人観光客は、タイにとっては重要なお客様。タイ国政府観光庁は、マナーパンフレットを作成し中国人旅行者に配布している他、中国旅遊局もマナーについてイラスト入りの分かりやすい啓発冊子を作成しているが、なかなか成果が上がっていない。

 エリザベス女王の「中国は失礼」発言もあるほど、国際的な評価を得るには、相手を思いやる心の改革開放が必要だ。

【編集:hirop】

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