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タイ気象局が4月20日と21日に季節性の突風を警告
配信日時:2016年4月20日 17時00分 [ ID:3332]

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タイの建築物は突風に弱く、すぐに破壊されてしまう。写真は2015年4月8日に発生した突風で倒壊した建築物。(撮影:高田胤臣)

 2016年4月20日、タイの気象局は4月20日から21日にタイの夏場特有の季節性突風が吹くことをホームページ上で警告している。タイは4月5月が年間で最も暑い季節で、現在中国からの高気圧の影響もあり、タイ北部、東北部、東部、中央部で突風が吹く可能性を示している。突風は雷雨を伴う可能性と、一部では雹(ひょう)が降る可能性もあるとしている。警戒地域は以下の通り。

 チェンマイ県、チェンライ県、ランプーン県、ランパーン県、パヤオ県、プレー県、ナーン県、ガムペンペット県、ピサヌローク県、ピジット県、ウタラディット県、ペッチャブーン県、ルーイ県、ノンブアランプー県、チャイヤプーム県、ロイエット県、ナコンラチャシマー県、シーサケット県、スリン県、ブリーラム県、アムナートジャルーン県、ウボンラチャタニー県、ナコンサワン県、ロッブリー県、カンチャンブリー県、サラブリー県、プラチンブリー県、サゲオ県、チャチェンサオ県、チャンタブリー県、トラート県。(これらの県名は4月20日タイ時間11時(日本時間13時)に発表されているもの)

 突風により家屋の屋根や壁、広告塔、電信柱などの一部が崩落、倒壊する可能性がある。タイの建築物は突風に対して非常に脆く、毎年突風による落下物で死傷者が多数出る。突風の直前には天候が大きく変化し、雲が現れたり弱めの風が吹き始めるので、そのような予兆を感じた場合は頭上に注意したい。

【執筆:高田胤臣】

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