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日本政府、タイ北部ピサヌローク県のごみ処理センターを支援=総額約600万円―在タイ日本大使館
配信日時:2014年4月4日 8時00分 [ ID:318]

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サモーケー区行政機構の事務所で行なわれた引き渡し式の様子。

 2014年4月3日、日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「ピサヌローク県ムアン郡サモーケー区におけるごみ処理センター建設・リサイクル促進計画」にかかる総額188万5400バーツ(約600万円)の支援を行った。

ピサヌローク県ムアン郡におけるサモーケー区行政機構の事務所で引き渡し式が行われ、齊藤貢次席公使、ピサヌローク県行政機構顧問のプラノーム・ティパワン氏、及び被供与団体である「サモーケー区行政機構」のトーンムアン・パントゥリー氏(サモーケー区行政機構長)の他、関係者ら約100人が参加した。

 ピサヌローク県ムアン郡サモーケー区は、観光地に近く、急速な経済発展と周辺に点在する町や村から働きに来る労働者・観光客が多いことと相まって、ごみの量の増加が著しい状況にある。しかし適切な処理が行なわれていないことから、ゴミが溜まり、大量のごみから悪臭が発生するなど、環境汚染につながり、住民は「ゴミ問題」に直面している。

 ゴミ問題を解決するためには、区行政機構のみならず、地域の住民の協力も必要との考えのもと、住民にゴミ処理に関する意識を広く普及することを目指している。こうした観点から、ごみ分別・リサイクルなどのゴミ処理方法の研修やゴミ処理センターの建設を行なう。

 日本政府は建設や研修など一連の取り組みへの資金提供を行なった。これら諸活動を実施することで、ゴミの減量、環境改善、住民の所得向上などの効果が見込まれている。

【編集:太田雅幸】

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