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【カンボジア】農村の子どもたちに、映画を届ける活動を描いた本が出版
配信日時:2016年2月25日 16時45分 [ ID:3135]

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公益財団法人みんなの夢をかなえる会が主催する「みんなの夢アワード6」が行われた舞浜アンフィシアターにて。販売ブースでサインをする教来石さん。

 2016年2月22日、書籍『ゆめの はいたつにん』(株式会社センジュ出版)が発売された。著者はカンボジアの子どもたちに映画を届ける活動を推進しているNPO法人CATiC代表の教来石小織(きょうらいせきさおり)さん。

 カンボジアに一度も行ったことのなかった教来石さんが、2012年、派遣社員として事務の仕事をしていたときに「カンボジアに映画館をつくりたい」と思い立つところから始まり、カンボジアに「映画配達人」という新しい職業を生み出すところまでを描いたノンフィクションだ。

 教来石さんがゼロから団体を立ち上げ、独特のリーダーシップで様々な協力を得ながら進んでいくストーリーを軸に、認定NPO法人かものはしプロジェクト共同代表の本木恵介さんや、カンボジア発のファッションブランドSui-Joh(スイジョー)を立ち上げた浅野佑介さんなど、カンボジアで活躍する日本人も随所に登場する。

 本書では、NPOを運営していく上で避けては通れない「死の谷」や資金調達の苦しさについても触れるなど、目標実現に向けて進む上で立ちはだかる現実についても描かれている。

 センジュ出版代表の吉満明子さんは「小さな一人の夢が、やがて皆の大きな夢になる様子が物語のように描かれています。わずか3年強で起こったこととは思えない、映画のような一冊です」と語る。

 NPO法人CATiCでは、2015年10月よりカンボジアに駐在する山下龍彦さんがバッタンバン州でカンボジア人の映画配達人を育成し、現在では週に3回のペースで各村の子どもたちに映画を届けられるようになった。延べ80か所の村を周り、動員数は間もなく10,000人に到達する予定だ。

【編集:高橋健二】

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