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タイ全土で楽しめる和風ファミリーレストラン
配信日時:2016年2月24日 17時00分 [ ID:3119]

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「やよい軒」の目玉焼きのついたハンバーグ定食は175バーツ(約580円)。ご飯のお替わりは有料なので、若い男性にはやや物足りない量かもしれない。(高田胤臣撮影)

 2016年2月24日、和食レストランの味がほぼ日本の味を再現できていると、シンガポールなど近隣に駐在する日系企業の日本人からも好評であるタイの和食店。ラーメンやトンカツ、うなぎ、そばなど専門店も多数あり、日本と比べるとやや割高だが、タイ在住日本人の生活は快適になった。

 そんな中、在住歴30年の日本人男性S氏が語るのは次のようなことだ。「バンコクはなんでもあるので、日本に帰って特別に食べたいというものがずいぶんと減ってきました。コンビニのおにぎりなど、日本で生活していたらいつでも食べられるものが恋しくなったものですが、最近はそれも売られるようになりましたしね。ですので、このところ食べたくなるのはファミレスの味なんです」

 無難な味で安く食べられる日本のファミリーレストランがタイにはまだない。日本人経営の洋食店もこの1、2年でバンコクで増えたが、これらは本格的な洋食でファミレスの味とも違う。

 そこで一部のファミレス味に飢えた日本人が注目し始めているのが、タイスキで知られるMKの系列「やよい軒」だ。タイ全土に200店舗以上あり、メニューも日本のファミリーレストランのようなものが揃っている。「やよい軒」は日本では「ほっともっと」の系列店で、運営会社は日本で「MKレストラン」を展開する。

 セットメニューの料金が150バーツ前後(約500円)とタイの物価からすると決して安いものではなく、ほかの日本人経営店と料金的に大差がないことから日本人にはあまり好まれていない。タイ人向け日本料理店というイメージの強いが、最近は一部の在住日本人に「ファミレスとして見れば、味としては申し分ない」ということで人気が出始めているようだ。


【執筆:高田胤臣】

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