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「タイネットワーキング」開催(1)=日本アセアンセンター
配信日時:2014年4月2日 12時00分 [ ID:292]

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タイと日本の関係について話す日本アセアンセンター大西克邦事務総長。

2014年3月28日、日本アセアンセンター(東京都港区)で「タイネットワーキング」が開催された。定員の120名を大きく上回る400名近くの応募があったという。国別ネットワーキングは、1月にマレーシア、フィリピン、2月のラオス、3月のインドネシアに続き5か国目の開催となる。

最初に、日本アセアンセンター大西克邦事務総長が、タイと日本の関係について話をした。

『タイには約1400社の日本企業が進出しており、ASEAN全体の20%を占める。日本はタイにとって最大の貿易相手国である。2015年ASEAN共同体の設立を控え、ASEAN連結性の中心をなす「東西回廊」、「南部回廊」はいずれもバンコクを経由して、ミャンマー、バングラディッシュ、インドへと繋がる。日本人のタイ好きは代々木公園で行われるタイ・フェスティバルにも象徴される。2日間で35万人もの動員があり、その影響力も高い。タイに長期滞在する日本人は5万人に上り、他のASEANの国々を圧倒している。(ちなみに2位はシンガポールで2万6千人。)日本を訪れるタイの観光客は年間45万人、日本に来るASEANからの観光客の半分を占めている。タイと日本の絆は経済、社会、文化、観光どの分野においても、とても深い。両国の協力、友好を深めることはASEAN全体の発展の鍵を握ると言っても過言ではない。』

その後、タナティップ・ウパティシン駐日タイ王国特命全権大使は「タイ―日本 未来の戦略的パートナー」について。タイ王国大使館商務部公使パタイ・スックソンマイ氏は「日タイ貿易新時代」について。タイ王国大使館経済・投資事務所公使サリン・ウィサーンサワット氏は 「タイにおける投資環境と投資政策」について。タイ王国政府観光庁マーケティングマネージャー藤村喜章氏は「タイランド アップデート」について講演した。各氏の講演内容は、次回お伝えする。

2014年度の日本アセアンセンターのタイへの取り組みとしては、展示商談会「ASEANショーケース」の開催、9月の東京ゲームショウ2014への出展、タイ投資委員会と協力して行う投資セミナーの全国的な展開、9月のタイを含むグレーター・メコン・サブリージョンから観光を専攻する学生を日本に招聘する交流事業、またアセアンでは知られていない日本の観光地への招聘事業などを実施する予定。

【撮影/編集:太田雅幸】

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