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【タイ】県別幸福度ランキングでやっぱりと意外の声
配信日時:2015年12月11日 17時00分 [ ID:2847]

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木造造りの建物が並ぶメーホンソンはタイ内外の観光客にも人気で、近辺の山には様々な少数民族の村も点在する。(そむちゃい吉田 撮影)

 2015年12月11日、軍事政権が使っているキャッチフレーズに「幸せを国民に取り返す」というのがある。その幸せがどの程度実現しているのかを調べた調査結果に、タイのネチズンたちが様々なコメントをあげている。

 タイには77の県があり、最南端と最北端では約1,600キロメートルも離れており、山岳地と海辺、そして内陸とそれぞれに違った民族や文化が混在している。

 具体的な調査項目は明らかになれていないが、メーホンソン県のホームページで公開されたタイの県別幸福度ランキングベスト10とワースト10は以下の通り。北部山岳地のメーホンソン(1位)と南部海岸部のパンガー(2位)と南北両端が1位2位。バンコクはワースト1だった。


幸福度ベスト10
1:メーホンソン 60.9%
2:パンガー 60.7%
3:チャヤプーム 60.0%
4:プラチンブリー 57.0%
5:ウタイタニー 56.6%
6:チャンタブリー 56.3%
7:スコータイ 56.3%
8:パヤオ 55.6%
9:プレー 55.6%
10:ナーン 54.8%

幸福度ワースト10
1:バンコク 20.8%
2:サムット・プラカーン 22.0%
3:プーケット 24.2%
4:ロッブリー 26.4%
5:ナラティワート 31.1%
6:ナコン・シータマラート 31.1%
7:シンブリー 32.1%
8:ラヨーン 32.3%
9:ヤラー 32.7%
10:ソンクラー 32.8%

 これについてタイ人の反応は次のようなものだった。

女性「幸せの県で暮らしたい。でも、プーケットがこんなに低いなんて意外ね。」

男性「プーケットとパンガー。隣同士なのに、まるで逆だね。パンガーに住んでて良かった。」

女性「バンコクがワースト1位なのは納得ね。人も多過ぎるし、みんなお金を稼ぐことだけ。」

男性「家族と一緒の場所で、そこそこの仕事があれば、バンコクに来てはいないんだけどな。」

女性「プーケットには他県の人が、お金を目的にたくさん来てるわ。それに中国人観光客がうるさいわ。」

男性「山の中で暮らすのは、大変じゃないのかな。バンコク生れの自分には、複雑な結果。」

男性「メーホンソンもパンガーも静かなところだよね。バンコクと逆の方が幸せになれるのかな。」

女性「パンガーの海岸はキレイよ。特にカオラックは素敵なリゾート。」

男性「バンコクでもいざという時、交通事故とかでは、多くの人が助けてくれる。お金を除いてね。www」

男性「メーホンソンのリス族の彼女が欲しい!」

 ワースト3が、バンコクを代表するように出稼ぎ労働者が多い、サムット・プラカーン(2位)とプーケット(3位)というのは、家族を何よりも大切にするタイ人なればこそだろう。故郷を離れ、家族とも過ごせない場所には幸福度は低いのだろう。

 また、幸福度の高い県に共通する主な点は、大きな観光地が無く、町も静かという点だろう。

 特にパンガー県では、過去にツナミという大きな災害があり、最大の被災地であったことを考え合わせると、その後どういった経過を辿ってきたのか興味深い。

※お断り…本記事のデータについては、出所詳細不明のため、ランキングの信用性については保証いたしかねますので、予めご容赦下さい。



【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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