ワールドのニュース

「タイ語指さし会話集」を制作―北海道観光振興機構
配信日時:2014年4月2日 11時00分 [ ID:279]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

北海道・札幌の夜もタイ人に大人気。

2014年4月2日、公益社団法人北海道観光振興機構と北海道国際観光テーマ地区推進協議会が作成した「タイ語指さし会話集」が、使いやすく便利だと好評だ。タイ人観光客がより北海道を楽しめるようにと冊子7200部を作成した。(A4版ヨコ16ページ・オールカラー中綴じ)。また、同機構のホームページからPDF版をダウンロードすることができる。

内容は、タイのお国柄、国民性の解説から始まり、基本会話、交通、宿泊、飲食、買物など観光に必要なタイ語を指さしながら使える便利なもの。最後には温泉の入り方まで解説されている。タイ語がわからないホテルや観光施設、レストランのスタッフが、タイ人観光客とのコミュニケーションを円滑におこなうためのツールとして最適な一冊だ。

「タイ語指さし会話集」ができる前はいろいろな失敗があったと担当者は言う。タイの旅行者は団体での来日が多く、タイ語の話せるガイドが添乗していているので基本的には、日本語力は不要だが、タイ人観光客がホテルのフロントに来た時に限ってガイドの携帯が繋がらない。レストランで何かを欲しいと身振り手振りで伝えてくるが中々意図がわからず苦労した。そんな時、「タイ語指さし会話集」を使えば簡単に解決できる。

バンコク―新千歳直行便が2012年に就航して以来、タイから北海道への観光客が急増している。雪のないタイでは、パウダースノーの北海道に憧れを持つ人が多い。北海道の国籍別述べ宿泊数は、1位台湾、2位中国、3位韓国、4位香港に続き、タイは5位で全体の6.5%を占める。

日・ASEAN友好協力40周年を契機とし、2013年7月から15日を超えない短期滞在ではタイ人はビザなしで日本に旅行することができる。(IC一般旅券を所持していることが条件。)またタイ国際航空は2013年10月から、週3便だったバンコク―新千歳直行便を毎日運航に増便した。コミュニケーションツールとして「タイ語指さし会話集」が起爆剤となり、さらに多くのタイ人観光客がリピーターとして、北海道に再訪問してくれる事を期待したい。

【編集:太田雅幸】

ワールドの新着ニュース