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日本の自動車ローン会社、タイの上場企業とパートナーシップ契約を結ぶ
配信日時:2014年3月23日 13時45分 [ ID:271]

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日本のプレミアファイナンシャルサービスの強みは、ファイナンス、ワランティ、オートクレジットの3つのノウハウを組み合わせたところにある。

2014年3月21日のタイの英字紙ネーションによると、タイの上場企業であるイースタン・コマーシャル・リーシング株式会社(以下、ECL)は2014年3月20日、日本の自動車ローンのプレミアファイナンシャルサービス株式会社(以下、PFS)と中古車市場における金融ノウハウを交換するパートナーシップ契約を結んだ。

契約に基づき、PFSはECLに対して6か月間、マーケティング、信用貸し付け、中古車の品質を保証する商品の設計に関するアドバイスを行なう。PFSは現時点ではECLの株式等は保有していないが、6か月後に将来に向けた決定を行ない、その後、両社で将来に向けた話し合いを持つ。

ECLは今年新たに12億バーツ(約36億円)のローン獲得を目指しており、その結果、貸し出し残高は昨年の20億バーツ(約60億円)から25~30%増えて25億バーツ(約75億円)になるとしている。昨年度のECLの収益は2億2700万バーツ(約6億8100万円)、純利益は4600万バーツ(約1億3800万円)であった。

PFSの柴田社長は、日本の自動車メーカーはタイの自動車市場で90%以上の市場を占め、新車販売台数133万台が示すように、タイの自動車市場はまだ成長の余地があると述べた。新車販売台数の増加は、中古車の流通の増加を意味する。

PFSは海外、特に高い経済成長が見込める東南アジアでの金融事業参入を計画しており、今回が海外展開最初の案件となる。今後2、3年でインドネシアとベトナムへの進出を目指す。

PFSは日本全国1万3000店の販売代理店を通して、オートクレジット(顧客が自動車などを購入する際、分割払いで購入できるようにする仕組み)を中心としたファイナンス事業、ワランティ(顧客が購入した自動車が突然の故障に見舞われたときに修理代や部品代をカバーする自動車保証)事業を展開している。

【翻訳/編集:YK】

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